今回は花言葉について紹介していきます。
凛として咲く花も、健気に咲く花、桜のように華々しいという言葉が似あう花。
どれも花のある生活は、気持ちに彩りを加えてくれる気がします。
花は言葉を持ちませんが、美しさと深い意味を持っています。花言葉とは、花の種類に応じて異なる感情やメッセージを伝える言葉です。古代から現代まで、花言葉は感情表現やコミュニケーションの一環として用いられてきました。この記事では、花言葉の魅力的な世界に深く探求し、代表的な花言葉とその意味、さらにはネガティブな花言葉に焦点を当てます。
代表的な花言葉
花言葉の世界に足を踏み入れると、花がさまざまな意味を持っていることが分かります。知れば知るほど奥深しい花言葉。
本気記事を読んでくれている方はどれだけ知っているでしょうか。
使いどころを間違うと大変な事になりかねないですし、
愛情表現に花言葉を添えると相手への想いがより強いものとして伝える事ができます。
バラ
世界で一番と言って良いほど有名な花のひとつですね。バラの歴史はとても古く、一説には7000万~3500万年ほど前からあったともされているようです。
チベット周辺、中国の雲南省あたりに原種が多く咲いている事から、このあたりが原産だと言われています。
ホモサピエンスが誕生する遥か昔から存在し、今でも有名で高価な花とされているなんて驚きですね!
今では品種改良などで様々な色のバラが生まれています。
花言葉はずばり!「愛」です。
チューリップ
チューリップはオランダのイメージもありますが、主にヨーロッパやシリヤ、アフガニスタンなどにも咲いていて、北緯40度線上に多く分布しています。
その中でトルコや中央アジアにかけて原種が多いことからこの辺りが原産ではないかとされているようです。
バラ同様、品種改良により色とりどりのチューリップが日本でも出回っていますね。
花言葉は「思いやり」です。
ギョリュウバイ(橋竜梅)
オーストラリア南東部やニュージーランドが原産の梅にも似た花木です。
オーストラリア、ニュージーランドの湿度の高めな地域で咲く為、日本の気候にもマッチし、日本では冬から夏前頃まで咲きます。
漢字でも書く事から、日本や中国が原産にも思えますよねー。
花言葉は「謙虚な美しさ」「濃厚な愛」を意味します。
スイートピー
イタリアのシチリヤ原産で、日本では観賞用として主に咲いています。
スイートなんていかにもイタリアらしいネーミングです。日本では松田聖子さんの「赤いスイートピー」が有名ですね。
花言葉は「永遠の喜び」「思いやり」です。
カーネーション
原産はヨーロッパや西アジアの地中海沿岸とされています。スペインやモナコ王国の国花にもなっています。
ラテン語の「肉の色の花」という由来の説のほか、いくつか説があるようです。日本には江戸時代初期頃に入ってきているようです。
花言葉は「母への愛」 です。
サクラ
桜としてルーツを辿ると大元の原産はヒマラヤのようです。そもそもサクラはバラ科のサクラ亜科のサクラ属で、ウメやモモもサクラ属のひとつなんです。なので、サクラの先祖は今日本で咲き誇るサクラと少々違っていたようです。
現在世界中で愛されているソメイヨシノやヤマザクラなどは日本が原産のようです。
他にも、ダリアの花言葉は「優雅」「感謝」、ユリは「純粋な心」を意味していて、これらの花は、感情やメッセージを花を通じて美しく伝える為の一つの表現です。
ネガティブな花言葉
一方で、花言葉にはネガティブな意味合いを持つものも存在します。これらの花言葉は、感情や状況を表現するために使われることもありますが、注意が必要です。
ランタナ
南アフリカ原産で、常緑小木です。熱帯地域での原産という事だけあって、日本の冬では枯れてしまコトが多いです。花が咲いた後も花色が変化する事から別名(和名)シチヘンゲとも呼ばれています。
花言葉は「心変わり」です。
モクセイ(木槿)
日本でも聞きなれた名前ですね。モクセイは中国原産で、大きいものになると4mも超える事もあるようです。一般的にモクセイと言うとキンモクセイを指す事が多いです。
日本には江戸時代に入ってきたとされていますが、詳しい事は不明のようです。
秋ごろのキンモクセイの香りは好きな人が多いんじゃないでしょうか。
花言葉は「気まぐれ」です。
ムクゲ(木菊)
中国など東アジアが原産で、世界中の温帯で育つ落葉樹です。
開花時期は8~9月で花単体も一日花としてピンク、白、水色など様々な色を付けて咲きます。
花言葉は「過去の愛」です。
タンポポ
道端や畑の片隅など日本でもどこでも咲いているタンポポ。当然、タンポポも花ですので、花言葉があります。実はタンポポは世界中に400種類以上の種類があるらしいです。
またキク科という事で、食用のものもあるというのは有名な話だと思います。
タンポポの花言葉は「儚さ」と「別れ」を表します。実はこれはわた毛の時のタンポポを指すようです。
これらのネガティブな花言葉は、感情や状況を伝える際に使う際に慎重に選んで下さい。時には否定的な感情や別れの表現として、花言葉が用いられることもあります。花言葉の多様性のある表現は、花が持つ奥深い意味とイコールです。
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花言葉を意識してつかった有名人
- 有名人、特に海外のセレブ達は花言葉を含むメッセージを贈り物やイベントに取り入れ、その象徴的な意味を利用して、感情やメッセージを表現する事が多いです。
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プリンセス・ダイアナ
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イギリスのプリンセスであったダイアナ妃は、バラの花言葉である「愛」を頻繁に活用しました。彼女は公の場でバラの花を受け取ることが多く、その花言葉を彼女の愛情と親しみやすさを象徴するものとして扱いました。
ジャクリーン・ケネディ・オナシス
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かつてのアメリカのファーストレディであるジャクリーン・ケネディ・オナシスは、チューリップの花言葉である「思いやり」を気に入り、多くの公式イベントでチューリップを使用しました。
ビクトリア女王
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イギリスのビクトリア女王は、スイートピーの花言葉である「純粋な幸せ」を好みました。彼女は自身の結婚式でスイートピーの花をブーケに含め、幸福な結婚生活を象徴させました。
マリリン・モンロー
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マリリン・モンローはダリアの花言葉である「感謝」に関心を示しました。彼女は感謝の気持ちを表す贈り物としてダリアの花を受け取ることがありました。
これらの有名人は花言葉を通じて感情やメッセージを表現し、その象徴的な意味を活用してファッションや公式な場面で花を使用しました。花言葉は個人や状況に合わせて異なる意味を持つため、個人的な好みやメッセージに合わせて花を選ぶ際に役立つツールとして広く利用されています。
おわりに
花言葉は、花の美しさと深い意味を結びつけた素晴らしい文化です。花を贈ることは、言葉では言い表せない感情やメッセージを伝える手段の一つとして、私たちの生活に豊かさと深みをもたらします。花言葉の多様性と美しさを通じて、感情を花束として贈ることが、人との絆を強化し、特別な瞬間をより特別にするのに役立つことでしょう。
花をもらって嫌な気持ちにはなりませんよね。
花を贈るのも、自分に買う時もワクワクするあの時間が大好きです。
そこに、花言葉というエッセンスを加えて、花選びをするのもより一層楽しめそうですよね。