おもちゃの世界

 

子育てにおいて、

「少しでも笑って欲しい」

「機嫌をなおして欲しい」

「興味を逸らせたい」

と思って子供や自分も含めて『おもちゃ』に頼った経験は誰しもあると思います。

決して悪い事ではなく、その為に生まれたおもちゃですから、いっぱい遊んで良いんです。

トイ・ストーリー”シリーズを見てもわかると思います。

(あんな世界、一度は想像した事ありますよね〜)

 

そこで今回はおもちゃについておもちゃの歴史や世界のおもちゃについて

まとめたので、豆知識としてご覧いただければと思います。

 

子供のおもちゃの歴史は多様で、時代や文化によって大きく変化しました。おもちゃの歴史に関する興味深いポイントをいくつか挙げてみましょう。

 

1. 古代のおもちゃ

古代の文明では、石や木で作られた動物の彫刻、砂で作った城や塔、木製の車など、単純な形状のおもちゃが一般的でした。これらのおもちゃは子供たちの創造力を育てるのに役立ちました。

マリオネット

ギリシャでは、紀元前4世紀に、マリオネットが生まれます。木製の人形から、動かす部分に糸を繋ぎ、糸を引っ張ることで動く仕組みで、パペッティアと呼ばれる人形使いの華麗な指使いで、コミカルに動く様は古代ではロボットのようなものでした。

こんな時代からあったんですね。

 

2. 陶磁器のおもちゃ

中国では紀元前2000年頃から、粘土や陶磁器でできた人形やアニマルフィギュアが作られ、子供たちに楽しみとして提供されました。

 

3. 王室のおもちゃ

中世ヨーロッパでは、王室の子供たちには贅沢なおもちゃが与えられました。騎士の鎧や城のミニチュアなどが、王族の子供たちの遊び道具として使われました。

フランスのミニチュア家具

ルイ16世時代のフランスでは、贅沢なミニチュア家具が王室の子供たちに与えられました。これらの家具はリアルなデザインで作られ、王室の子供たちの遊び場として使われました。

おままごとの走りです。

有名なところだとシルバニア・ファミリー』『バービーシリーズ』と言ったところでしょう。

 

 

4. 産業革命とおもちゃ

産業革命の時代になると、木製おもちゃに加えて、金属やプラスチックを使ったおもちゃが大量に生産されました。蒸気エンジンを搭載した模型蒸気機関車や車ののおもちゃが人気を集めました。

レゴ

デンマークのおもちゃメーカーが製造したレゴは、この時代に生まれました。プラスチック製のブロックで、子供たちが自分のアイデアで建物を作ることができる今でも世界中に愛されている人気のおもちゃです。

バービー人形

1959年にアメリカで発売されたバービー人形は、プラスチック製のファッションドールとして知られ、世界中でコレクターと子供たちに愛されています。日本では『リカちゃんシリーズ』も有名ですね。

 

6. 19世紀のおもちゃ

ヨーヨー

フィリピン原産のヨーヨーは、19世紀にアメリカに持ち込まれ、大ヒットしました。この簡単なおもちゃは、世界中で子供たちに愛されました。

ブリキのおもちゃ

耐久性にすぐれ、加工のしやすい錫を使ったおもちゃが、多く出始めます。様々なギミックが施されているものが流行り、加工のしやすいブリキが当時は好まれてました。ただ、まだ大量生産という程の技術が生まれていなかった事と、程なくして錫が有害であると分かると、ブリキのおもちゃは瞬く間に消えていきました。

その為、今では希少価値から、コレクターや世界中のファンの間で高値で取引されているのは周知の事実かと思います。

ビクトリア朝の人形

19世紀のイギリスでは、ビクトリア朝の影響を受けたファッショナブルな人形が登場しました。これらの人形は精巧な衣装を身に着け、上流階級の子供たちのコレクションとして人気を博しました。

技術が発達した事で、ミニチュアサイズのものを精密に作る事が可能になった証拠です。

 

 

5. デジタル時代のおもちゃ

20世紀末から21世紀にかけて、電子技術の進化により、コンピューターゲームや電子おもちゃが登場しました。これらのおもちゃは子供たちの娯楽と学習に影響を与えました。

電子ペット

90年代後半になると、しゃべるぬいぐるみ等が出回りはじめ、『たまごっち』を代表とするゲームに近いおもちゃなどの電子ペットが子供たちの間で大ヒットしました。これらのおもちゃは仮想のペットの世話をするシミュレーションゲームとして楽しまれました。

スマートトイ

近年、スマートトイが登場し、アプリと連動して子供たちに学習体験やエンターテイメントを提供しています。

しゃべるおもちゃに関しても、AIが搭載され、一人ひとりに合わせた会話となるおもちゃが出てきてます。

 

 

いかがでしょうか。

これらはおもちゃの歴史のほんの一部であり、時代ごとに新しい素材や技術が取り入れられてきました。おもちゃは子供たちの遊びと教育において重要な役割を果たし、歴史の中で多様性と進化を続けています。

近年では特にそうですね。

 

今回は対象外にしましたが、メンコや将棋、TVゲーム等、おもちゃという括りの中にはたくさんの思い出や記憶が一緒に詰まってる人が多いと思います。

知育玩具を目的としなくても、おもちゃ一つで色んな事を学べ、思い出に残ります。

おもちゃに思いを馳せて、愛する我が子や家族と一緒に童心に帰っておもちゃで遊んでみてはいかかでしょうか?