世界の離乳食

はじめて育児。

母乳や粉ミルクをあげるだけでも大変なのに

どんな離乳食をあげたらいいんだろう?

 

なんでもはじめての事は緊張しますよね。

ましてや愛する我が子への食事。

喉を詰まらせないか

不味くて食べてくれないんじゃないか

小さいうちに食べさせてはいけないものは?

 

いつの時代も、どこの国でも万国共通です。

 

そこで世界にはどんな離乳食があるのか

まとめてみました。

料理好きなママ・パパの皆さんの参考になればと思います。

 

 

 

アメリ

アメリカでは、米粉シリアルやオートミール、マッシュポテト、野菜のピューレ、果物のピューレなどが一般的です。また、アボカドやヨーグルトなども人気です。

シリアルを使うあたり、アメリカぽいですね。

米粉シリアルやオートミール

赤ちゃん向けのシリアルが売ってます。そんなシリアルをミルクに混ぜてつくります。

 

 マッシュポテト

柔らかくしたジャガイモは人気のある離乳食です。

 野菜のピューレ

日本のスーパーでも見かけますね。栄養をバランスよく摂るには最適です。

 

 

フランス

フランスでは、野菜のピューレや小さなパン粥(ブレイ)が一般的です。また、チーズやフルーツも活用しているようです。

野菜のピューレ

ジャガイモ、ニンジン、ほうれん草などが使われます。やはり万国共通な料理(調理)なんでしょう。

小さなパン粥(ブレイ)

パンとミルクを混ぜたものです。フランスでは米ではなくパンを湯がくんですね。

 

インド

インドでは、ダール(レンズ豆のスープ)、米粥、野菜のカレー、ヨーグルトなどが赤ちゃん向けに提供されます。スパイスは赤ちゃんに合わせて控えめに使われます。

ダール

レンズ豆から作られるスープ状の料理で、豆のたんぱく質が豊富でたくさん栄養が摂ることができます。

 米粥

日本と変わりません。味付けやお米の種類が違うくらいです。

 

中国

中国では、おかゆ、豆腐、野菜のピューレ、魚のスープなどが一般的です。また、粽(ちまき)などの伝統的な食品も導入されることがあります。

米粥

中国の場合、一般的な米粥に野菜やお肉を柔らかく煮たものを加えるようです。

豆腐料理

豆腐を刻んで、他の具材と一緒に炒めたりして食べさせます。麻婆豆腐は確かに離乳食に近いですね。



イタリア

イタリアでは、リゾット、パスタ、トマトソース、オリーブオイルを使った離乳食が一般的です。チーズもよく導入されます。イタリアでは離乳食からイタリアンなんですね。

リゾット

リゾット用のお米で茹でて野菜やチーズを加えて食べさせます。イタリア版のお粥です。

パスタ

柔らかいパスタは赤ちゃんにも与えられます。当然、普段より時間多めに湯で、伸びた面は短くきるなどして食べさせます。

 

韓国

韓国の離乳食には、おかゆ、キムチ、豆腐、りんごなどが含まれます。キムチなどの発酵食品はビタミンやプロバイオティクスを多く摂る事が出来ます。

米粥

お粥にキムチや小さな切り干し大根が添えられることがあります。んん〜韓国っぽい。

豆腐料理

柔らかい豆腐は赤ちゃんのたんぱく質源として使われます。中国と同じようにスープに混ぜる等して食べさせるようです。

 

スウェーデン

スウェーデンでは、オートミール、カルトフェルス(じゃがいもピューレ)、肉ボール、魚のスープなどが離乳食として食べられてます。

カルトフェルス(じゃがいもピューレ)

ジャガイモのピューレで、野菜や魚を加えるたりとアレンジを加えて作ります。

肉ボール

離乳食用の柔らかい肉ボールがあり、味付けも薄味にして作ります。

皆さんおなじみのIKEAでよく見かけるメニューですね。小さいうちから食べているとはちょっと驚きです。

 

ロッコ

ロッコの離乳食には、クスクス、タジン(煮込み料理)、ディプ(ヨーグルトソース)、フィグなどが含まれます。

クスクス

小麦粉の粒状の食品で、野菜やタジンと一緒に盛り付けます。

タジン

肉や野菜を煮込んだ料理で、スパイスが使われます。以前、タジン鍋も流行りましたが、やはり離乳食でも使われてます。

 

タイ

タイでは、おかゆ米粉麺、カオ・トム(ライスプディング)、野菜のカレーなどが赤ちゃん向けに提供されます。また、ココナッツミルクがよく使われます。

米粥や米粉

タイでは、米をベースにした食品が離乳食によく使われます。タイ米と言われるくらいですから、タイも米文化なんですね。

野菜のカレー

赤ちゃん向けにスパイスを控えめに調理したカレーを食べさせます。

 

トルコ

トルコでは、イシュカム(小麦の粥)、ヨーグルト、マッシュポテト、野菜のスープが一般的です。

イシュカム(小麦の粥)

トルコでは小麦をベースにしたおかゆが一般的です。

ヨーグルト

ヨーグルトはタンパク質とプロバイオティクスを提供します。ヨーグルトは確かに離乳食ですね。

 

エジプト

エジプトの離乳食には、フール・メダムス(ひよこ豆のスープ)、パン粥、タミーヤ(ひよこ豆のフリッター)などが含まれます。

フール・メダムス(ひよこ豆のスープ)

ひよこ豆を主成分としたスープ状の料理で、たんぱく質が豊富です。

タミーヤ(ひよこ豆のフリッター)

ひよこ豆のフリッターを食べさせる事もあるようです。(フリッター=揚げ物)

 

オーストラリア

オーストラリアでは、バナナ、アボカド、野菜のピューレ、オーストラリアンデミソース(肉ソース)などが離乳食として提供されます。

バナナ

新鮮なフルーツの一つとしてバナナが一般的です。

アボカド

アボカドは赤ちゃん向けに崩して食べさせます。

 

ギリシャ

ギリシャの離乳食には、ギリシャヨーグルト、オリーブオイル、ホウレンソウのピューレ、フェタチーズなどが含まれます。

ギリシャヨーグルト

タンパク質やカルシウムが豊富なギリシャヨーグルトが赤ちゃん向けに出されます。

フェタチーズ

小さなピースに切って与えられることがあります。※チーズは消化にあまりよくないので、本当に小さいうちは控えましょう。

 

ベトナム

ベトナムの離乳食は、新鮮で風味豊かな食材がれ、伝統的なベトナム料理の要素も含まれています。

米粥(Cháo)

柔らかく煮たお米をベースに、肉や野菜を加えて作ります。

フルーツ

ベトナムの新鮮なフルーツ、特にマンゴーやパパイヤが人気です。言わずと知れたフルーツの王様、「ドリアン」もベトナムでは日常的です。

 

 

いかがだったでしょうか。

どの国も、大人になっても食べれそうなものばかりで、その後の人生の食の根本になるようなメニューなのが分かります。

赤ちゃんからすれば刺激物や熱いものなどはダメですが、味の良し悪しはわかりません。どれも初めて食べるものですから。これから母の味、父の味としてなじんでいくであろう最初の離乳食は、栄養がしっかりあってバランス取れたものをあげたいですよね。

あとは自分でも作るのが楽しくなるようなレシピも考えながら、一緒に食事を楽しみましょう。